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	<title>アートが生きるまち。まちが活きるアート。</title>
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	<description>まちと人をキラッとさせる、さまざまな取り組みをコラムでご紹介。京都造形芸術大学ASP学科より、山下里加先生が発信します。</description>
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		<title>その３ 会津・漆の芸術祭</title>
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		<pubDate>Thu, 04 Nov 2010 10:59:43 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[大阪から新幹線を乗り継ぎ、６時間。ようやくたどりついた『会津・漆の芸術祭』（2010年10月2日〜11月23日／福島県会津若松市とその周辺市町村）は、それだけの時間をかけて行く価値のある、本当にすばらしい芸術祭でした。 現在、全国各地で “芸術祭”が開かれていますが、この『漆の芸術祭』は、それらと一線を画しています。理由のひとつは、この企画が福島県立博物館の主導で立ち上がったことでしょう。一般的に博物館は、美術館よりも古い時代の事物を扱っており、モノもコトも止まったようなイメージがあります。ところが、この博物館は最も、生々しいモノゴトに全身を投じて現代と未来をつくろうとしているのです。 この芸術祭の核となるのが、“漆”。会津は、全国に知られた漆器の産地です。そのルーツは縄文時代にまでさかのぼり、同博物館には、縄文の遺跡から発掘された糸玉（糸の結び目に漆をほどこしたもの。用途不明）、土器、土偶、装飾品などが展示されています。また同館には、漆を専門に職人たちへの聞き取り調査などを行っている学芸員もいます。 しかし、地場産業としての漆器は衰退傾向にあり、高度な技術を持つ職人たちも彼らを支えてきた漆器問屋も、大きな危機感を持って次の一手を探しています。危機は博物館にも迫っています。予算は激減し、今までのような過去の調査研究だけでは生き残れない、「博物館としての存在意義」を問い直す時代にきているのです。 そうした非常にシビアな現実を、くるりとひっくり返す発想から生まれてきたのがこの『会津・漆の芸術祭』です。町中に残る江戸から明治、大正、昭和初期に建てられた家屋や蔵など約50の会場に、現役の漆芸作家や現代アーティスト約100名が作品を展示する…形式は他の芸術祭やアートプロジェクトとさほど変わりませんが、興味深いのは、漆とまったく縁のなかった現代アーティストを多数招聘し、漆の職人たちとのコラボレーションの場を設定したこと。 たとえば、1979年生まれの土屋多加史さんは、会津地方に伝わる板カルタ（端材で作られた庶民のカルタ）を漆でつくることを提案。板物木地師、丸物塗師、蒔絵漆芸家といった名人級の職人たちが、若いアーティストのアイデアに協力し、とてもとても美しい漆塗りのカルタを制作したのでした。もちろん、その背後には博物館の学芸員が職人たちと培ってきた信頼関係があります。前代未聞の漆塗りのカルタは、漆職人とアーティストと漆という素材が出会わなければ決してこの世には生まれ落ちなかった作品です。 別の旧家では、奥へ奥へと続く蔵の果てに、漆を掻きとるために無数の傷がついた漆の木そのものが設置されていました。ふり返ると、この木にたどり着くまでの道筋には古い漆椀をつかった電球が灯り、神社の参道のようにも見えます。またある酒蔵では、黒い漆で象られた古い酒樽の巨大な蓋が作品として展示されていました。こうした場では、数百年、数千年の彼方からこの地で漆と人が培ってきた時間の層を目の当たりにしているようで、しばし言葉が出てきませんでした。 そうした深く深く地域に浸透していくベクトルと同時に、この芸術祭は「かつて、漆は海外ではjapanと呼ばれていた。漆の芸術祭は、そうした広やかな世界へと飛び立つ、漆をめぐる冒険のはじまり」（福島県立博物館館長、赤坂憲雄）という外界へ向かうベクトルも備えています。これが浮ついた言葉ではないことは、作品とそれをめぐる物語が大切に扱われて（展示台の位置、形、ライティング、町の人の案内といったささやかなカ所）いるのを見ればわかります。 芸術祭、アートプロジェクトといったイベントが、今後どういう深さとベクトルを持つのか、持てるのか……。同館は、昨年、『博物館から覚醒するアーティストたち』という展覧会を開催しています。覚醒させられるのは、私たちアートに関わる者たちではないでしょうか。 カテゴリー:Uncategorized<img alt="" border="0" src="http://stats.wordpress.com/b.gif?host=livingartproject.wordpress.com&amp;blog=15126635&amp;post=38&amp;subd=livingartproject&amp;ref=&amp;feed=1" width="1" height="1" />]]></description>
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		<title>その２ アーツ千代田3331（東京都千代田区）</title>
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		<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 01:23:56 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[中村政人さんに会ったのは、何年ぶりだろう。初めての時はよく覚えている。大阪の、鶴橋の、ラブホテルを会場にした『中村と村上』展で、だ。それからの「中村と村上」は別々の道を歩き始め、それぞれに日本のアートの状況を現実に変えてきた。 中村さんは、それからマクドナルドやコンビニの電光看板を実寸大で再現する作品でベネチアビエンナーレに招聘されるなど、美術業界での活躍の一方で、コマンドNというチームを立ち上げ、「秋葉原TV」や「新宿少年アート」など、町に切り込むアートプロジェクトを続けてきた。 そのいくつかで出会いつつ、すれ違いつつ、先日、ひさしぶりにがっつり話を聞かせてもらった。 彼の最も新しい活動は、2010年春にオープンした「アーツ千代田3331」の統括ディレクターという仕事。旧中学校を改装したそれは、中村さんと仲間たちが立ちあげたコマンドAという合同会社が千代田区に賃料を払うという形で運営されている。もちろん周辺の相場に比べればかなり安く、その換わり「文化的な活動の拠点になること」というミッションも背負っている。 そこで、中村さんが設計（ハードもソフトも）した3331とは…。 １階は、公園に面した明るく広々としたラウンジ（以前は壁だったカ所を大きな窓に改装）。片隅にはカフェもあり、夏休み中の親子連れがゆるりと食事したり、女性連れがお茶したり。１階の藤浩志さんのかえっこセンターの奥には、かなり広いホワイトキューブの空間があり、がっつりアート作品の展示が行える。トークを行うスペースは、ガラスの壁面を通して様子がうかがえる仕掛け。取材日には子どもたちを対象にした活動を行っている企業、NPO、任意団体などがワークショップとプレゼン展示を行っていた。 ２階は、主にコマーシャルギャラリーや大学のギャラリーなど。東京都歴史文化財団の東京アートポイント計画や、障害ある人のアート活動を支援するエイブルアートもここに事務所とギャラリーを移した。 ３階は、編集やアーティストの個人事務所などの小さなシェアオフィス（ドアは旧中学校のドア！）から、わりと広めの建築事務所やIT系の企業など。 3331のテナントに入る条件のひとつに、活動を見せる場をつくることがある。テナントごとにいろいろやっているが、特筆すべきは、SWITCH  SCIENCEという機械部品のネット販売をしている会社の「はんだづけカフェ」。秋葉原にも近いこの場所では、買った部品のハンダづけをしたいという要望が多々あるそうで（初めて知った！）、このカフェには性能のよいハンダゴテを使って、自由にハンダづけができるのだ。週末はテーブルはいっぱいになるほどの人気。ただしお茶などのサービスはない。 ともすれば「アートな人たち」の集まりになりがちな、こうした場所でまったくこれまで接点のなかった人や現象が重なり合う。それは、中村さんをはじめコマンドAの方々のソフト設計のたまものだ。 コマンドAのメンバーは、アーティストやアート企画などに携わってきた者たち。 「常勤のスタッフは５人ほど。ほとんどの内装、テーブルや椅子も僕らでつくりました。大工仕事は中村が一番生き生きする仕事ですね」と笑うのは、コミュニュケーションディレクターの板野充学さん。 その彼らが、大工仕事、ペンキ塗り、トイレ掃除まで行う。それどころか、さまざまな契約/規約づくり、貸しスペースや機材のブッキング、クーラーが壊れたら電気屋にかけこみ修理代を交渉する。 これだけの大きさの建物と、人と、出来事を動かしていくすべてを、彼らはやり続けている。 「僕自身は映像作品をつくるアーティスト。イギリスに留学していて日本に帰ってきた時、自分の居場所、アートの居場所がないことに愕然とし、失望もしたけれど、ないのなら作ればいい。中村がやってきたことに共感するし、作品制作とこうした運営の仕事は僕の中に矛盾はないです」と板野さん。 もうひとつ。 アーツ千代田3331の特徴は、地方へのまなざしだ。 ２階の１室には「Insideout project」の部屋を設け、今までのベクトルをInsideoutする（裏返す）という認識に立って、日本各地で行われている活動的な事業をつなぐアートプロジェクトを展開しはじめた。中村さんが立ち上げた秋田県大館市のアートプロジェクト『ゼロダテ』もアーツ千代田3331の１階に賃料を払ってスペースを持つ。 どちらも始まったばかりだが、「東京/都市」と「地方/地域」との複眼でものごとを見つめることで、双方が抱える問題の解決の糸口を探っている。 中村さんは、「僕は秋田の大館から東京に出てきた。コマンドAのメンバーも、東京にいる人はいろんな地方出身者の集まり。3331は、そうした個々人のバックグラウンドを浮き上がらせ、つなげる場所」という。 では、私たちも複眼でものごとを見なければならぬだろう。 （・・・というわけで、レポートは秋田に続く） カテゴリー:Uncategorized<img alt="" border="0" src="http://stats.wordpress.com/b.gif?host=livingartproject.wordpress.com&amp;blog=15126635&amp;post=12&amp;subd=livingartproject&amp;ref=&amp;feed=1" width="1" height="1" />]]></description>
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		<title>その１　私を神山に連れて行って！</title>
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		<pubDate>Tue, 10 Aug 2010 06:57:59 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[徳島県名西郡神山町 徳島市内からバスで１時間。神山町は、ぐるりを山に囲まれた小さな町です。1965年には１６,０４５人だった人口は、2009年には６,５９６人に減 少したいわば過疎の町です。 日本国中にある過疎地域の、焦りとあきらめが入り混じった空気は、なんとも胸が痛いものです。ところが、神山は深呼吸したくなるほど力強い気に満ちてい ます。 ひとつの要因が、1999年に始まったアーティスト・イン・レジデンス。毎年、海外から２人、国内から１人ずつアーティストを招聘し、約２カ月間の滞在 で作品を神山に残してもらっているのです。 運営の中心は、地元のおっちゃん、おばちゃんたちが結成したNPO法人グリーンバレー。 行政からの助成もわずかで予算も厳しいのですが、おっちゃんたちはお遍路さんの接待で培われたホスピタリティでアーティストを徹底サポート。宿舎のドア を開けたら、野菜が山盛りおかれていたり。「寒くなりましたね」とあいさつすると別の人からストーブが届いたり。時には、アーティストに厳しい意見を言うことも…。 「神山の人たちは、誰かからの受け売りでレジデンスをやっているのではなく、本気で自分たちの住む土地にいいものを残したいと思っている。だから『この 作品をわしらの土地に残していくのか？』と問える。アーティスト側も、なぜ自分が作品をつくるのか、自分にとってアートとは何かを突きつけられ る」（2009年の参加アーティスト談） 神山の「ひと」に魅力され、すでに国内外から何人ものアーティストが神山に移住し、さらに音楽家やパン職人、徳島市内の若者などがこの地で「何かをした い」と集まってきています。そんな創造を発揮する人たちを、神山はアートというフィルターで選んでいるのです。 ある宴会の席で、NPOの方が言いました。「この場にいる30人ほどの中で神山で生まれ育った者は8人しかいない。他は海外や県外から移住してきた人や訪ねてきた人たちだ。我々は活動する時にこ ういう場を想像していた。それが実現しつつあり、とてもうれしい」 過疎に完全な歯止めがかかるわけではないですが、神山では町の未来を自分たちの手でつくろうとしています。 代表の方は、「ええ加減でやっているからな」と言いますが、「出来ない理由探しはやめて、まずはやってみる」を実行するための“ええ加減”です。 その一歩踏み出す勇気がどれほどのものか……。想像に難くありません。 神山を訪れて、しんしんと染み込んでくるのは、「未来は自分たちでつくれるのだ」という、やわらかな信念。だから神山に出会った私たちもまた、自分たちの未来は自分でつくることができるのだと、何度も唱えることができるのです。 神山の情報はこちらから。http://www.in-kamiyama.jp/ ●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○●○○●○○●○○●○○●○○●○ 追記 2010年度より、京都造形芸術大学ASP学科の学生を中心に神山で活動するプロジェクト「カミツレ」が始動しました。語源は、「私を神山に連れて行って」。メンバーたちは、2009年よりしばしば神山を訪れ、地域の方々の熱烈な協力の下、地域の調査・研究すると同時に、その成果を神山に還元する展覧会の企 画、出版物の発行などを行う。神山滞在時には酒盛りを欠かさないのが特徴。 ●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○●○○●○○●○○●○○●○○●○ カテゴリー:Uncategorized<img alt="" border="0" src="http://stats.wordpress.com/b.gif?host=livingartproject.wordpress.com&amp;blog=15126635&amp;post=4&amp;subd=livingartproject&amp;ref=&amp;feed=1" width="1" height="1" />]]></description>
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